大気環境の数値シミュレーションに関する専門書・教科書「大気環境モデリング」が森北出版から2021年1月に出版されました(320頁,定価6820円)。興味がある方はぜひ,書店で手にとって見てください。
森北出版の紹介ホームページ
Atmospheric Environment Modeling, a technical book and textbook on numerical simulation of atmospheric environment, was published in January 2021!

Japanese Reanalysis for Aerosol (JRAero)
Extended to the end of 2019! (1 Nov. 2021)
Check the JRAero web site for details.

Selected Papers

はじめに (introduction)

大気環境モデリング分野九州大学 応用力学研究所及び, 総合理工学府 地球環境理工学メジャーに属し,研究・教育活動を行っています。特に,東アジアを中心としたPM2.5、光化学オキシダント、黄砂に代表される大気環境動態・大気質輸送機構の解明を目指し,数値モデルによるシミュレーションと最新の衛星・地上観測を組み合わせた研究を進めています。主な研究テーマは以下の通りです。
  1. 東アジア規模の大気環境数値解析
  2. 衛星・地上観測手法を活用した大気微粒子(エアロゾル)の動態研究
  3. 観測と数値シミュレーションを融合させるデータ同化に関する研究

ATMOSPHERIC ENVIRONMENT MODELING SECTION is in Research Institute for Applied Mechanics, Kyushu University and Department of Earth System Science & Technology, Interdisciplinary graduate school of engineering Sciences, Kyushu University. We focus on dynamics of atmospheric environment, transport process of air pollutants. Our research fields cover...
   Study on atmospheric environment in East Asia with numerical simulation
   Observational studies of air pollutants with space- and ground-based measurements
   Integration studies of observations and numerical model through data assimilation

研究内容の紹介 (Our Research Interest)

大気環境モデリング分野(九州大学大学院総合理工学府地球環境理工学メジャー)では修士学生を募集しています。最新の衛星観測,ライダー,数値シミュレーションやデータ同化を駆使して,アジア域を中心としたPM2.5・黄砂・オゾンなどの大気環境に関する研究を共に進めませんか?
※当研究室を希望の学生さんは事前に連絡の上、研究室見学(オンライン可)を必ず行ってください。

Atmospheric Environment Modeling lab (affiliated with INTERDISCIPLINARY GRADUATE SCHOOL OF ENGINEERING SCIENCES (IGSES), KYUSHU UNIVERSITY) is accepting applications for master students. We are looking for students who are interested in studying atmospheric environment such as PM2.5, yellow sand, ozone, etc. in the Asian region by making full use of the latest satellite observations, data obtained by LIDAR, numerical simulation and data assimilation.
*Students who want to apply our laboratory must contact us in advance.
*Please check the IGSES website for details.

大学院進学について
Master Course in IGSES, Doctor Course in IGSES

NEWS

2024.06.13

弓本教授・原助教が、レーザセンシング学会から2023年度レーザセンシング学会論文賞を受賞しました。 [学会HP]
Prof. Yumimoto and Assistant Prof. Hara received the 2023 Laser Sensing Society Paper Award from the Laser Sensing Society.

2024.05.30

研究室を長く支えてくださった秘書の樫原さんが退職されました。 Ms. Kashihara, a secretary who has supported the laboratory for a long time, has retired.

2024.05.18

九州大学筑紫キャンパスでオープンキャンパスが開催されました。 Open Campus was held at Kyushu University Chikushi Campus.

2024.05.01

板橋秀一助教が着任されました。
Assistant Professor Shuichi ITAHASHI has been appointed.

2024.04.18

弓本教授が主たる分担者を務める地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)課題(代表:那波 伸敏 東京医科歯科大学 准教授)が採択されました。[JST HP]
Science and Technology Research Partnership for Sustainable Development (SATREPS) project, for which Prof. Yumimoto is the main contributor, has been adopted. (PI: Associate Prof. NAWA Nobutoshi, Tokyo Medical and Dental University) [web page]

2024.03.28

修士課程の八木橋さんが終了されました。八木橋さんはメジャー賞を受賞しました。 Ms. Yagihashi has completed her Master's degree. Ms. Yagihashi received a major award as an outstanding student.

2024.03.14-15

第7回「アジア域の化学輸送モデルの現状と今後の展開に関する研究集会」を開催しました。
The 7th Meeting on Chemical Transport Modelling in the Asian Region was held.

2024.02.01

秘書の佐々木ひかりさんが研究室のメンバーになりました。
Secretary Hikari SASAKI is now a member of our laboratory.

2024.01.18

弓本教授がNASA Group Achievement Awardを受賞しました(CAMP2EXの一員として)。 Prof. Yumimoto received the NASA Group Achievement Award (CAMP2EX).

2023.12.13

弓本教授がアメリカ地球物理学連合大会で招待講演を行いました。
Prof. Yumimoto gave an invited lecture at the 2024 American Geophysical Union (AGU) Fall Meeting.

2023.11.26

弓本教授が気象学会九州支部第24回気象教室で公演を行いました。
Prof. Yumimoto gave a lecture at the 24th Meteorology School of the Kyushu Branch of the Meteorological Society of Japan.

2023.09.21-28

モンゴル国立大学のChultem BATBOLD博士が研究室を訪問されました。 Dr. Chultem BATBOLD from the National University of Mongolia visited our laboratory.

2023.09.18

弓本教授が国際大気環境リモートセンシング学会で基調講演を行いました。
Prof. Yumimoto gave a keynote lecture at the Atmospheric Environmental Remote Sensing Society (AERSS) Annual Meeting.

2023.09.13

弓本教授が第64回大気環境学会年会の特別集会で講演を行いました。
Prof. Yumimoto gave a lecture at a special meeting of the 64th Annual Meeting of the Atmospheric Environment Society of Japan.

2023.09.13

M2の八木橋さんが第64回大気環境学会年会で口頭発表を行いました。
「越境大気汚染における島影効果の数値的解析」
Yagihashi-san, a second-year master's student, gave an oral presentation at the 64th Annual Meeting of the Atmospheric Environment Society.
"Numerical Analysis of Island Shadow Effects on Transboundary Air Pollution"

2023.05.27

九州大学筑紫キャンパスでオープンキャンパスが開催されました。
Open Campus was held at Kyushu University Chikushi Campus.

2023.04.05

研究室に新しいメンバー(叢さん、渡邉さん)が入学しました。

2022.04.01

科研費基盤研究C(代表:原 由香里)が採択されました。 [研究課題一覧]

2023.03.20

村瀬さんが総合理工学府賞を受賞しました。

2023.03.20

修士課程の仲矢さん、村瀬さんが修了しました。

2023.03.02

「アジア域の化学輸送モデルの現状と今後の展開に関する研究集会」を開催しました。

2022.10.28

昨年度で終了した環境研究総合推進費(【5RF-2002】機械学習を用いた大気汚染予測システムへのガイダンス手法の開発と予測精度向上)が事後評価(S)と判定されました。
[ERCAの研究課題データベース]

2022.05.27

九州大学筑紫キャンパスでオープンキャンパスが開催されました。
機械学習についての実演を行いました。

2022.04.05

研究室に新しいメンバー(神田さん、八木橋さん)が配属されました。

2022.04.01

科研費基盤研究Aおよび環境研究総合推進費に採択されました。 [研究課題一覧]

2022.03.23

修士課程の原田くんが修了しました。

2022.03.10

弓本教授が第9回STI政策シンポジウムに登壇されました。

2022.03.05

2022.03.03-04

全国共同利用研究集会「アジア域の化学輸送モデルの現状と今後の展開に関する研究集会」を開催します。
昨年度退職された鵜野教授の退職記念セミナーも合わせて開催します。
[プログラム]
接続URLについては弓本にお尋ねください。
鵜野教授の略歴と業績については[PDF(7.9MB)]にまとめられています。
(パスワードは鵜野教授に直接お尋ねください)

2021.11.01

エアロゾル版再解析データ(JRAero)のデータ期間を2019年まで延長しました。
Japanese Reanalysis for Aerosol (JRAero)

2021.09.15-17

M2の原田くんが大気環境学会で口頭発表を行いました
タイトル「アンサンブル気候予測データを用いた気温上昇がO3濃度に与える影響の評価」

2021.08.01

弓本准教授が教授に昇任されました

2021.04.04

研究室に新しいメンバーが増えました!
修士課程:仲矢光さん,村瀬樹さん

2021.03.31

鵜野伊津志教授が定年退官されました。

2021.03.31

王哲(Wang Zhe)助教が中国科学院大気物理研究所に異動されました。

2021.03.24

博士課程の山村さん、修士課程の居倉さん、高橋さん、藤田さんが修了しました。

2021.03.16-18 [学会発表]

NASA ACCP Air Quality Virtual Workshop Agendにて、弓本准教授が招待講演を行いました。

2021.03.12 [学会発表]

修士2年の藤田さんが大気環境学会九州支部で研究発表を行いました。
発表題目「機械学習によるPM2.5予測精度向上に関する研究」

2020.12.02-03 [学会発表]

修士2年の藤田さんが22nd Cross Straits Symposium on Energy and Environmental Science and TEchnologyで研究発表を行いました。
発表題目「Modification of PM2.5 Forecasting with Deep Learning」

2020.09.09

エアロゾル版再解析データ(JRAero)のデータ期間を2017年まで延長しました。
Japanese Reanalysis for Aerosol (JRAero)

2020.01.24 [プレスリリース]

気象庁,JAXAと共同でプレスリリースを行いました。
「黄砂に関する情報を拡充します」
(気象庁による発表)

2019.08.02

North Carolina State UniversityのYang Zhang教授が研究室を訪問されました。

2019.07.22-23 [学会発表]

Weather and Air Quality Forecasting Applications Workshopにて、弓本准教授が招待講演を行いました。

2019.06.12 [受賞]

2019.04.17 [受賞]

弓本准教授が平成31年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「若手科学者賞」を受賞しました.
九州大学のお知らせ
科学技術賞を受賞された結晶成長学分野の柿本教授と

2019.04.01-10

韓国光州科学技術院(GIST)のSong教授,Park博士,Dash博士が研究室に滞在されました。

2019.04.03

新しくM1(居倉さん,高橋さん,藤田さん)が研究室に配属されました.

2019.03.13

中国大気物理研究所の王自発教授が研究室を訪問されました。

2018.12.18

中国の北京大気環境観測センターの研究者の方が研究室を訪問されました。

2018.12.14

研究室忘年会を行いました。

2018.11.19-21

シンガポール国立大学(SNU)のMatthias Roth教授が研究室を訪問されました。

2018.11.08-09 [学会発表]

The First Workshop for the Development of Korean Air Quality Forecasting Systemにて、弓本准教授が招待講演を行いました。

2018.10.31 [プレスリリース]

JAXA,気象庁気象研究所と共同でプレスリリースを行いました。
「ひまわり8号データを用いた黄砂やPM2.5飛来予測の精度向上について」
(JAXAによるプレスリリース)
(九州大学によるプレスリリース)
(プレスリリース資料,pdf,1.1MB)

2018.10.31

JAXA,気象庁気象研究所と共同研究がJAXAのHP「地球が見える」にて紹介されました。
「黄砂やPM2.5など新しい数値モデルデータの公開、はじめました」

2018.09.27 [学会発表]

2018 joint 14th iCACGP Symposium and 15th IGAC Science Conference, にて、弓本准教授が講演を行いました。

2018.09.13 [受賞]

鵜野教授が大気環境学会誌論文賞(ノート速報部門)を受賞しました。
対象論文「PM2.5越境問題は終焉に向かっているのか?」 著者(鵜野伊津志,王哲,弓本桂也,板橋秀一他)

2018.09.12-14

鵜野年会長のもと、第59回大気環境学会年会を九州大学筑紫キャンパスで開催しました。

2018.08.07

研究室20周年記念のビアパーティを開催しました。

2018.08.01 [受賞]

弓本准教授が日本エアロゾル学会奨励賞を受賞しました。
鵜野教授、原助教が日本エアロゾル学会論文賞を受賞しました。

2018.06.03-06.08 [学会発表]

Asia Oceania Geosciences Sciety, 15th Annual Meetingにて、弓本准教授が招待講演を行いました。
Yumimoto K. et al.: Development of the aerosol reanalysis product (JRAero) and its use in aerosol researches in East Asia

2018.06.06 [受賞]

鵜野教授が福岡県環境保全功労者知事表彰を受賞されました。

2018.04.04

研究室に新しいメンバーが増えました!
社会人ドクター:山村由貴さん
修士課程:黄羽霖さん,井上郁哉さん,張徳宇さん

2018.03.13-14

9th MICS-Asia International Workshopを開催します。
ホスト:鵜野教授・王哲助教

2018.01.26

大気環境学会九州支部の支部会と研究発表会を応用力学研究所で開催します。
詳しくは、大気環境学会九州支部のホームページをご覧ください。

2018.01.10

研究成果「エアロゾル再解析マップ」の公開を先導的学術拠点「大気環境統合研究センター」のHPで開始しました。

2017.12.1-2

全国共同利用研究集会「第3回アジア域の化学輸送モデルの現状と今後の展開に関する研究集会」を開催しました。
発表16件,参加者35名と盛況でした。

2017.11.10 [プレスリリース]

「日本における最近のPM2.5 大気汚染の減少傾向を解明」についてプレスリリースを行いました。

2017.10.01

研究室に新しいメンバーが増えました!
研究生:張徳宇 (ZHANG Deyu)さん,黄羽霖 (HUANG Yulin)さん

2017.09.07 [受賞]

研究室OBの板橋秀一さん(電力中央研究所)が大気環境学会賞(進歩賞)を受賞しました。
受賞テーマ「化学輸送モデルを用いた東アジア域の大気汚染の発生源寄与評価に関する研究」

鵜野教授が大気環境学会誌最優秀論文賞を受賞しました。
対象論文「2014年5月下旬から1週間継続した黄砂と高濃度大気汚染現象のオーバービュー」
著者(鵜野伊津志,Xiaole Pan,板橋秀一,弓本桂也,原由香里他)

2017.09.04 [プレスリリース]

気象庁気象研究所と共同でプレスリリースを行いました。
「黄砂やPM2.5などの大気浮遊粒子状物質(エアロゾル)に関する再解析データセットを開発 - 気候・健康等への影響評価の高精度化に期待 -」
(気象庁気象研究所によるプレスリリース)
(九州大学によるプレスリリース)
日刊工業新聞日本経済新聞朝日新聞に関係記事が掲載されました。

2017.08.27

弓本准教授が気象学会中部支部主催第21回公開気象講座で講演を行いました。

2017.06.08 [受賞]

鵜野教授,弓本准教授,原助教が黄砂ライダーネットワークグループの一員として平成29年度「環境賞」(優良賞)を受賞しました。
受賞テーマ「黄砂粒子観測網の構築と予測モデルの開発」
受賞テーマの中身および新聞発表(pdf, 1.8MB)






2017.05.29-06.02

JST,JICAによるSATREPSプロジェクトの研修のためチリ気象局よりMarta Caneoさんとアルゼンチン気象局よりMarco Albertiniさんが滞在されました。




2017.05.13

新入生歓迎会を開きました!

2017.04.05

研究室に新しい学生が加わりました。入学おめでとう!

2017.04.03

HPをリニューアルしました。

2017.03.24 [プレスリリース]

「大気汚染質の取り込みによる黄砂粒子の形態変化過程の実時間観測に成功」についてプレスリリースを行いました。朝日新聞3月24日朝刊に記事が掲載されました。

2017.02.23

弓本准教授が名古屋大学で開催された公開セミナー 「モンゴル現地調査報告と展望」で講演を行いました。

2017.01.16

弓本桂也准教授が着任しました。

2017.01.16

Pan Xiaole助教が中国科学院大気物理研究所に異動されました。

2016.12.2-3

全国共同利用研究集会「アジア域の化学輸送モデルの現状と今後の展開に関する研究集会」を開催しました。

2016.09.29

中国海洋大学中国科学院大気物理研究所と共同で 「2nd Sino-Japan Workshop on Air Quality Simulation over East Asia」を開催しました。

2016.07.14 [プレスリリース]

「黄砂に取り込まれ、東アジア域を超えて日本に到達する硝酸塩の動態を解明」についてプレスリリースを行いました。プレスリリース内容(九大HP)

2016.06.01

王哲助教が着任しました。

2016.05.31 [プレスリリース]

「東アジア域の人的活動による窒素化合物の日本周辺海域への影響を解明」についてプレスリリースを行いました。プレスリリース内容(pdf)

2016.03.25

修士課程2年の桑原昇平さんと田中祐太さんが終了しました。桑原昇平さんは大海専攻賞を受賞しました!

大気環境モデリング分野
地球環境力学部門
応用力学研究所(6階)
九州大学
816-8580 福岡県春日市春日公園6-1

問い合わせ
yumimoto (at) riam.kyushu-u.ac.jp