趣 旨 |
科学立国日本にとって,次世代を担う若手研究者・技術者を育てること,すなわち知識・技術の伝承は最も重要な国策の一つであり,それは船舶海洋工学の分野においても全く同じです。「船舶海洋」を学科名やコース名に掲げる大学では,それぞれに充実した内容の講義が行われているはずであり,それを基に熱意を持って教育をすれば心配するに及ばずと思われるかもしれません。造船関連の企業においても然りかもしれません。しかし,他大学の学生・教員や社会人と寝食を共にして交流し,他大学の先生の講義を聞くことによって大いに刺激を受け,「井の中の蛙」から世界の大海に飛躍するきっかけを掴むことができるかもしれません。何事も一流になるためには,全国レベル・世界レベルの刺激,切磋琢磨の努力が重要だと思います。 そのような機会を学生,若手研究者・社会人に提供するため,日本船舶海洋工学会では,推進性能・運動性能の分野だけですが,二泊三日の研修スタイルで行う「夏の学校」を企画・実施することに致しました。この「夏の学校」の目的は,単に参加して講義を聴くだけでは達成できません。企画・準備にも積極的に関与することによって,次世代のリーダーとして必要なリーダーシップの資質が養われるはずです。そのような前向きな考え方を持ち,是非積極的に参加して視野を拡げて頂きたいと願っております。 |
開催期日 | 平成19年8月24日(金)〜26日(日) |
開催場所 |
広島工業大学沼田校舎
〒731-3161 広島市安佐南区沼田町伴4104-2 http://www.it-hiroshima.ac.jp/10guide/07_numata.html |
参 加 費 | 学生: 4,000 円, 一般(社会人): 8,000 円 宿泊研修費(2日分)すべて込みです! |
申込方法 | 参加申込書(WORDファイル,
PDFファイル)をダウンロードし,必要事項を記入の上, 下記の申込先まで Email にて送信して下さい。 |
申 込 先 | 川瀬靖彦 博士前期課程1年 広島大学大学院工学研究科社会環境システム専攻(岩下研究室) 〒739-8527 東広島市鏡山1-4-1 Email: m070270@hiroshima-u.ac.jp Tel: 080-3658-3002(携帯),Fax: 082-422-7194(教室事務室) |
申込締切 | 平成19年8月10日(金) |
第1日目:8月24日(金) | |
受付 | |
13:00〜 | 特別講義その1:出会いは研究の導き手 馬場栄一(広島工業大学教授) |
14:45〜 | 特別講義その2:戦艦「大和」の建造と生涯〜大和ミュージアムの紹介をかねて〜 桑原功一(呉市大和ミュージアム学芸員) |
16:30〜 | 特別講義その3:広島大学における人力飛行機設計・製作活動 岩下英嗣(広島大学大学院教授) |
18:00〜 | 夕食・懇親会 |
20:00〜 | 講師を囲んでの交流会 |
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第2日目:8月25日(土) | |
朝食 | |
08:45〜10:15 | 基礎講座テーマその1:ダランベールの背理と流体抵抗の理論−第1部 鈴木和夫(横浜国立大学大学院教授) |
10:45〜12:15 | 基礎講座テーマその1:ダランベールの背理と流体抵抗の理論−第2部 鈴木和夫(横浜国立大学大学院教授) |
昼食 | |
13:30〜15:00 | 基礎講座テーマその2:浮体の動揺理論とストリップ法−第1部 柏木 正(九州大学応用力学研究所教授) |
15:30〜17:00 | 基礎講座テーマその2:浮体の動揺理論とストリップ法−第2部 柏木 正(九州大学応用力学研究所教授) |
18:00〜 | 夕食 |
20:00〜 | テーマごとの座談会 |
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第3日目:8月26日(日) | |
朝食 | |
08:45〜10:15 | 基礎講座テーマその1:ダランベールの背理と流体抵抗の理論−第3部 鈴木和夫(横浜国立大学大学院教授) |
10:45〜12:15 | 基礎講座テーマその2:浮体の動揺理論とストリップ法−第3部 柏木 正(九州大学応用力学研究所教授) |
12:15〜12:30 | 修了式,解散 |
昼食 |
現時点で参加して頂けることを確認している先生方 | |
茂里 一紘 広島工業大学学長 馬場 栄一 広島工業大学教授 鈴木 和夫 横浜国立大学教授(基礎講座テーマその1担当) 柏木 正 九州大学応用力学研究所教授(基礎講座テーマその2担当) 岩下 英嗣 広島大学大学院工学研究科社会環境システム専攻教授 | |
その他注意点 | |
基礎講座では下記の教科書を参考資料(教材)として使いますので,できるだけ事前に購入・持参することを推奨します。 (1)流体力学と流体抵抗の理論 (成山堂) 鈴木 和夫 (著) (2)実践 浮体の流体力学 前編 (成山堂) 海洋工学委員会性能部会編 |