九州大学応用力学研究所 大気海洋環境研究センター 気候変動科学分野 では、社会的に広く関心が持たれている代表的な環境問題である気候変動と大気汚染の両方に関わる研究を行っています。特に、PM2.5や黄砂をはじめとする浮遊粒子状物質(エアロゾル)と雲による気候変動や、温室効果ガスを含む微量気体成分の動態に着目しています。九州大学大学院総合理工学府 地球環境理工学メジャー 所属の大学院生や、国内外の様々なグループとともに研究を推進しています。
ニュース
2024.08.01
道端准教授が着任しました。
2024.06.14
竹村教授が九州大学筑紫地区地域連携チームと大野城心のふるさと館が共催する「ここふるサイエンスカフェ」第10回「気候変動のしくみ ~温暖化対策を一緒に考えよう!〜」にて講師を務めました。
2024.05.18
九州大学筑紫地区オープンキャンパスにて「ちくしの科コミ サイエンスカフェ:気候変動」を開催しました。
2023.12.13
竹村教授が大野城市立大利中学校2年生に授業をしました。
2023.12.09
竹村教授が執筆した論文の被引用回数の合計が国際的学術主要データベースScopusにて20,000回を超えました!
研究者の評価の主な指標の1つが、執筆した論文が他の論文に引用された回数です。地球科学分野における被引用回数20,000回突破は、研究経験年数を考慮すると異例のスピードです。10,000回 から約5年での達成です。
2023.05.27
九州大学筑紫地区オープンキャンパスにて「気候変動サイエンスカフェ」を開催しました。
2023.01.02
2020年度に修士課程を修了した日下部佑樹さんの修士論文をベースとした査読論文「Formation of the North Atlantic Warming Hole by reducing anthropogenic sulphate aerosols」が竹村教授との共著でScientific Reportsに掲載されました。
2022.12.21
12月20日に起こった福岡市などでの硫黄臭の原因の可能性について、竹村教授がYahooニュース に記事を執筆し、多くのメディアから取材を受けました。【例】RKB毎日放送
2022.12.10
竹村教授がTEDからライセンスを受けて福岡で活動されているTEDxFukuokaのイベント「Countdown: Climate Resilience」に登壇しました。
2022.11.24
竹村教授が大野城市立大利中学校にてサイエンス授業をしました。
2022.6.28
竹村教授が執筆した論文の被引用回数の合計が国際的学術主要データベースWeb of Scienceにて20,000回を超えました!
研究者の評価の主な指標の1つが、執筆した論文が他の論文に引用された回数です。地球科学分野における被引用回数20,000回突破は、研究経験年数を考慮すると異例のスピードです。10,000回 から約3年半での達成です。
2022.05.21
九州大学筑紫地区オープンキャンパスにて「気候変動ミニ・サイエンスカフェ」を開催しました。
2022.04.30
安井特任助教が気象庁気象研究所研究官として異動します。
2022.04.01
江口助教が准教授へ昇任しました。
2022.02.25
竹村教授が福岡県立香住丘高等学校にて英語科向けの特別授業をしました。
2021.12.17
竹村教授が九州大学筑紫地区地域連携チームと大野城心のふるさと館が共催する「ここふるサイエンスカフェ」第1回「未来の気候変動 ~きれいな大気をめざして」にて講師を務めました。
2021.08.06
竹村教授が第80回サイエンスカフェ@ふくおか「PM2.5の謎に迫る! 〜気候変動と大気汚染の深い関係〜」 にて講師を務めました。
2021.07.25
竹村教授が高校生が参加した北九州市立ユースステーション主催「SDG13探究Cafe –気候変動を科学的に視る–」 にて講師を務めました。
2021.06.02
竹村教授がウェブマガジンIDEAS FOR GOODに竹村教授のインタビュー記事「大気汚染を改善すると、温暖化が進む? 脱炭素に必要なのは、複雑さと向き合う力」 が掲載されいます。気候変動への考え方や向き合い方について、一般向けにお話しました。
2021.05.06
ロイター社が発表した世界のトップ気候科学者のリストである「世界で最も影響力のある環境科学者1000人」 に竹村教授が選ばれました。
2021.04.06
竹村教授が科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞(研究部門)を受賞しました。受賞業績は「エアロゾルの気候変動と大気環境への影響の定量化の研究」です。
2021.04.01
環境研究総合推進費戦略的研究開発(I)「短寿命気候強制因子による気候変動・環境影響に対応する緩和策推進のための研究」 (プロジェクトリーダー:竹村俊彦)が開始しました。
2021.03.31
竹村教授の研究紹介が九大広報121号 の「Close Up九大」の第1弾として掲載されました。
2021.03.31
道端助教が岡山大学理学部准教授として異動します。
2021.02.02
道端助教の研究課題「多圏間の相互作用を紐解く新しい地球温暖化科学の創設」が科学技術振興機構(JST)創発的研究支援事業に採択されました。若手研究者(博士号取得後15年以内)による既存の枠組みにとらわれない自由で挑戦的・融合的な研究について長期間(原則7年間)にわたり支援を受けるものです。今回が第1回目の公募でしたが、全科学分野から252名のみ採択という狭き門でした。
2020.12.10
竹村教授が筆頭著者の査読論文「Return to different climate states by reducing sulphate aerosols under future CO2 concentrations」がScientific Reportsに掲載されました。大気汚染対策により硫酸塩エアロゾルを減少させた場合の地上気温変化がCO2 濃度に大きく依存することを明示しました。
2020.12.04
竹村教授が委員を務めている文部科学省・気象庁「気候変動に関する懇談会」の助言の下に作成された「日本の気候変動2020 —大気と陸・海洋に関する観測・予測評価報告書—」が公表されました。国や地方公共団体・事業者・国民が気候変動の緩和策や適応策を行う際の基礎資料となるものです。
2020.11.18
竹村教授が Highly Cited Researchers 2020 (高被引用論文著者)に選出されました。7年連続のHighly Cited Researchers選出です。研究者の評価の主要な指標の1つが、執筆した論文が他の論文に引用された回数です。Highly Cited Researchersは、研究分野ごとに引用された回数の多い論文の著者を世界で影響力のある科学者として選出するものです。複数分野での業績を合算して評価されたCross-Field(クロスフィールド)における選出です。日本の機関に所属する研究者の7年連続の選出は、全学問分野合計25名のみです。
2020.11.16
道端助教が筆頭著者の査読論文「Snow-induced buffering in aerosol-cloud interactions」がAtmospheric Chemistry and Physicsに掲載されました。
2020.11.13
竹村教授が講義するオンライン大学講座「気候変動と大気汚染の入門」の受講登録が開始されました(2021年1月13日講義開始)。
2020.10.22
竹村教授が執筆したアジア太平洋クリーン・エア・パートナーシップ(APCAP)の政策要綱 Co-control of air pollution and surface air temperature が発行されました。
2020.09.24
高校生向けウェブサイト「みらいぶっくー学問・大学なび」 で竹村教授が紹介されました。
2020.08.06
竹村教授のインタビューが朝日新聞GLOBEのウェブサイト に掲載されました。また、インタビューの一部が含まれる8月2日付の紙面に掲載された記事 も読むことができます。新型コロナウイルス蔓延による行動制限・行動変容に伴う環境変化に関する内容です。
2020.07.21
竹村教授のHighly Cited Researcherとしてのインタビュー記事 が掲載されました。
2020.05.30
道端助教が筆頭著者の査読論文「Reconciling compensating errors between precipitation constraints and the energy budget in a climate model」がGeophysical Researcch Lettersに掲載されました。
2020.05.01
安井さんが学術研究員として着任しました。
2019.11.29
竹村教授に主幹教授の称号が付与されました。主幹教授は、専門分野において極めて高い業績を有し、九州大学の研究戦略の先導的な役割を担う者に付与されるものです。
2019.11.19
竹村教授が Highly Cited Researchers 2019 (高被引用論文著者)に選出されました。6年連続のHighly Cited Researchers選出です。研究者の評価の主要な指標の1つが、執筆した論文が他の論文に引用された回数です。Highly Cited Researchersは、研究分野ごとに引用された回数の多い論文の著者を世界で影響力のある科学者として選出するものです。今回は複数分野での業績を合算して評価されたCross-Field(クロスフィールド)における選出です。6年連続の選出は、日本の研究者で全学問分野合計27名のみです。
2019.11.03
西日本文化賞の贈呈式が開催され、竹村教授が奨励賞を受賞しました。推薦者である九州大学・久保総長にも御出席頂き祝辞を頂きました。
2019.10.29
道端助教が日本気象学会山本賞を受賞しました。
2019.10.10
道端助教が筆頭著者の査読論文「Incorporation of inline warm rain diagnostics into the COSP2 satellite simulator for process-oriented model evaluation」がGeoscientific Model Developmentに掲載されました。気候モデルの雲に関する相互比較パッケージCOSP2に組み込む雲・降水微物理過程を診断する新しいツールの開発に関する研究です。
2019.10.09
竹村教授が西日本文化賞奨励賞を受賞することが決定しました。西日本文化賞は、西日本地域の文化の発展と向上への貢献を顕彰する伝統ある賞ですが、今回から若手・中堅対象の奨励賞が新設され、その初代受賞者となりました。受賞対象業績は「気候変動・大気汚染のシミュレーションソフトの開発」です。
2019.08.27
道端助教が日本気象学会山本賞を受賞することが決定しました。気象学分野において優秀な論文を発表した新進研究者に授与される賞です。受賞対象業績は「数値気候モデルと衛星観測の複合利用によるエアロゾル・雲・降水相互作用に関する研究」です。
2019.07.05
科学研究費補助金 基盤研究(S)「階層的数値モデル群による短寿命気候強制因子の組成別・地域別定量的気候影響評価」 (研究代表者:竹村俊彦)のホームページを開設しました。
2019.05.21
竹村教授が共著者の論文が日本地球惑星科学連合のジャーナル PEPS (Progress in Earth and Planetary Science) の Most Cited Paper Award 2019 と Most Downloaded Paper Award 2019 を受賞することが決まりました。
Nakajima, T., S. Misawa, Y. Morino, H. Tsuruta, D. Goto, J. Uchida, T. Takemura, T. Ohara, Y. Oura, M. Ebihara, and M. Satoh, 2017: Model depiction of the atmospheric flows of radioactive cesium emitted from the Fukushima Daiichi Nuclear Power Station accident. Progress in Earth and Planetary Science, 4, 2, doi:10.1186/s40645-017-0117-x .
2019.04.23
竹村教授がClarivate Analyticsから 2018 Highly Cited Researcher の証書を授与されました。
2019.03.20
大学院修士課程の本田照裕さんが学業および修士論文の成績が極めて優秀であったことから九州大学大学院総合理工学府賞 を受賞しました。
2019.03.14
竹村教授が筆頭著者の査読論文「Weak global warming mitigation by reducing black carbon emissions」がScientific Reportsに掲載されました。エアロゾルによる地上気温変化に関する新しい知見です。
2019.03.13
道端助教が筆頭著者の査読論文「Prognostic precipitation in the MIROC6-SPRINTARS: Description and evaluation against satellite observations」がJournal of Advances in Modeling Earth Systemsに掲載されました。気候モデルMIROCにおける降水プロセスの表現の高度化に関する研究です。
2019.02.07
竹村教授が日本学士院学術奨励賞 および日本学術振興会賞 を受賞しました。授賞式は秋篠宮殿下・妃殿下御臨席の下で日本学士院にて挙行されました。授賞式後の記念茶会には両殿下やノーベル賞受賞者などの多くの日本学士院会員の先生方がご同席され、両殿下とは個別にお話をさせて頂きました。
2019.01.18
江口助教が筆頭著者の査読論文「A high-level cloud detection method utilizing the GOSAT TANSO-FTS water vapor saturated band」がAtmospheric Measurement Techniquesに掲載されました。
2019.1.15
竹村教授が日本の若手研究者対象で最も権威ある日本学士院学術奨励賞を受賞することが決定しました。日本学士院学術奨励賞は、優れた研究成果をあげて今後の活躍が特に期待される若手研究者を顕彰するものであり、日本学術振興会賞の受賞者から選出される全学問分野を対象とした賞です。
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